わざわざの働きかた

愛媛からは程遠い、長野県の東御市御牧原というところにある
パンと日用品の店「わざわざ」の店主ヒラタさんが書いた本が入荷しました。

 

「わざわざの働きかた」

¥1200(税込)

 

わざわざを経営する中での悩みや問題、

その解決方法や思い。

スタッフの皆さんがどのように働いているのか。
わざわざ独自のしくみ、マネジメントなどが写真と文章で伝えられています。
そしてこの本はわざわざの採用活動において大きな役割があるのです。
本当に独創的です。

 

今回第3版。

2017年に1、2版の4000部が売り切れた完全自費出版のこの本、

再販の声が多く、今回少し追記されて第3版が販売されました。

 

雇い主の方にはダイレクトに響く本ではないでしょうか? 

昨年個人的に読みたくて購入していたのですが、今回もう一度読んでみました。
前より共感した部分が増えていることに自分でもびっくり。
去年から今日まで目にした情報のおかげかイメージも湧きやすい。

この本に追記された部分だけでなく、

前回から今回の再販までに始められたnoteを読んだ影響は大きいです。

https://note.mu/wazawazapan

noteが反響があったから、の再販で結果なのでしょうが、

戦略的にバッチリですよね(笑)だって読みたくなります。

特に地方で雇用を生み出している会社の社長さんや、しかるべき役職の人にはnotoeとセットでおススメです。

 

 

もうその辺は置いといて、

簡単にこの本を読んでの私の小学生並な感想をここに。

やっぱり自分のことと置き換えながら読んでしまうので、そんな内容です。

長いです(笑)

 

・ちようどよいバランスを。

 

読んでいると度々やってくる共感のウェーブ。

一番共感の波が大きかった部分です。
私は自分のいろんなバランスを取るために店を始めようと決心しました。

そして今はお客さんや取引先、近所のお店、友人、家族…、
かかわってもらっている人は本当にたくさんになりました。
だから他方面で、自分にできる「ちょうどよい」を、「良いバランス」を全力で探そう。

それが心情で信条。
 共感できることがこの本の中にたくさん出てきます。

読みながら自分の気持ちもあらためて整理しました。

 

・全身全霊で仕事!だった時期があったなぁ。

 

人それぞれ違う仕事へのスタンスやモチベーションを、どうしたら個々の円が重なる部分を作れるのか。
考え続けて工夫して、成功や失敗はあってもやってみている「わざわざ」ヒラタさん…すごい。

こんな上司がいたらなぁ…いや?ちょっとめんどくさいかなぁ(笑)

すごく人間臭い考え方だし、矛盾があるとこもいいな。だってあんまり完璧じゃあね。

 20年近く務めた店を辞めた時、上司の立場である人から
(ざっくり言うと私の仕事熱が)「しんどかった」と言われたことを思い出した(笑)。
次男を妊娠し、円満退職で復帰は考えてなかったので
「あ、知ってた(笑)」と笑い話で終わりましたがね(笑)。

まあ、今は全身全霊すぎたらダメなことがあるのも理解できる。
立場上どうか?は置いといて、人はみんな仕事に対する気持ちやスタンスが違う。
だから今一人でやっているのか?と言われるとそうではないけど。

人が多ければ多いほど同じ方向に向くだけでも仕組みや工夫がいるんだな…
ヒラタ式考えにたどり着くまでには、私はかなりの修行がいりそうです(笑) 

 

 

・夫婦で働くということはとても難しいこと。

 

ヒラタさんの旦那さんがサラリーマンを辞めてわざわざを手伝うようになった話。
私も同じ店に夫婦で立っていた時期が長くありました。
夫婦ゆえの甘えや苛立ちがあったり…この話も面白く読ませていただきました。

うちは今は逆に別々。夫は会社員。

でも販売やお店経験があるからこそ理解してくれることはとても多く

外から冷静にアドバイスをくれる良きパートナーでです。とゴマを擦っておこう(笑)

いえいえ、凸凹はみんな違う。我が家の形も面白きかな。

みんな違ってみんないい。

 

・子育ての話も。

 

歳の離れた2人姉妹のいるヒラタさん。
我が家も7つ離れた息子が2人。下はまだ4才。
そんなことからも勝手に親近感(笑)

私は子どもを預けて仕事をする罪悪感のようなものがある時もありました。
でも、仕事と家庭のバランス、子育てや家族のかたちに正解なんかない!だから良いんだと。
あらためて。暮らしと仕事は切り離せない。


・なんとなくではなく、きちんと分析して次へ進めている


経営に関しての分析がまた本当に面白く、解りやすい。
文章も整いすぎてないところが読みやすくてリアリティを感じます。

経営のプロフェッショナルな人の話は頭に入りずらかったりしますが、
まさに今、考えて悩みながらやっていることを伝えているこの本は
私にはよくある経営本なんかよりよっぽど面白かったです。

自分に当てはまるか?とか真似ができるかどうかは別として
ヒントは沢山あると思います。


 

以上一気にメモ。備忘録です。

まだまだ書き足りないこともありますが。

また少し経ったら本も自分のブログも読み返してみよ。